12月24日(木) 渋谷に観に行く“はずだった”映画。
期間限定のリバイバル上映レイトショー、25日までしかやっていないが25日は用事があるので(下記参照)行くなら今日しかない。
いや正確には19日からやっていたんだから数日間の選択肢があったはずだが、引きこもりすぎてどうにも出かけられなかった。23日の末弟との会合でようやっと、化粧して支度して外出するという感覚を取り戻したのだ。
しかしイブの夜の渋谷なんぞにどーーーーうしても行く気になれなかった。どうしても。
これはおそらく引きこもってなかったとしてもそうだったに違いない。ただでさえ渋谷は嫌いな街だ。
あきらめてふて寝したら夜中、頭痛と悪寒と鼻水。
あ、風邪ひいた。
考えようによっては出かけなくて正解だったかもしれない。
12月25日(金) 観に行く“はずだった”ライブ。
朝、朝晩セットで飲むタイプの葛根湯内服液をあおる。
今夜はセミプロドラマーの末弟がやっているバンドのライブだ。ちなみにまたしても渋谷だ。しかもクリスマス当日だ。しかしイブよりはマシな気がするしなによりかわいい弟の雄姿を見にいくのだ。
さらに、事前に対バンの動画をYOUTUBEでチェックしたらなかなかよかったのだ。普段一緒になるバンドよりも動員の多い人気アーティストとの対バンとあって、弟たちも気合いが入っているというし。
さらに、事前に対バンの動画をYOUTUBEでチェックしたらなかなかよかったのだ。普段一緒になるバンドよりも動員の多い人気アーティストとの対バンとあって、弟たちも気合いが入っているというし。
しかしダメだった。家を出なければならない時刻になっても体調は回復しきらなかった。
葛根湯ドリンク自体は(個人的に)よく効くのだ。実際症状は昨夜にくらべればだいぶ軽くなっていたのだけど。
泣く泣く弟に連絡を入れ、彼らの健闘を祈りながら2本目の内服液を飲んで就寝。
12月26日(土) 完 全 回 復 。
さすが葛根湯、正味1日できっちり治してくれた仕事ぶりはありがたいが。
なんでこうタイミング悪いかね私の体。あと1日ズレてればライブには行けたのに。
* * * * * * * * * * * * * * *
そんなわけで、
「行かなかった○○ / やらなかった○○」というラベル(カテゴリー)
をつくるに至った。
未経験も経験の、記憶の、記録の一種である。
なんでこうタイミング悪いかね私の体。あと1日ズレてればライブには行けたのに。
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そんなわけで、
「行かなかった○○ / やらなかった○○」というラベル(カテゴリー)
をつくるに至った。
見たものより見なかったもの。
会えた人より会えなかった人。
口に出せたことより出せなかったこと。
食べたものより、食べることのかなわなかったもの。
関係をもった人よりもたなかった人。
いった場所よりいくのを断念した場所。
手に入れたものより、どうしても手に入らなかったもの。
それらは空白としてではなく、
ある確固とした記憶として私のなかにある。
(角田光代 著・佐内正史 写真
『だれかのことを強く思ってみたかった』より)
未経験も経験の、記憶の、記録の一種である。
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